ヒロシマ・ナガサキ73年をむかえ

第31回被爆者と区民の交流セミナー
ヒロシマ・ナガサキ73年をむかえ

第1部 被爆証言
広島原爆の体験とその後の世界の核開発
三宅信雄さん(広島・直島)

第2部 講演
猫のポーポキと一緒に平和を考えよう
~ヒロシマ・ナガサキから学ぶ~
講師:ロニー・アレキサンダーさん
(神戸大学大学院国際協力研究科教授)

日時:平成30年11月17日(土)13:30~16:30(13:00開場)
会場:杉並区立高円寺障害者交流館1階集会室

杉並区高円寺南2丁目24番18号 TEL: 03-5306-2627
地下鉄丸ノ内線 新高円寺駅より徒歩6分
JR 高円寺駅より徒歩8分
入場無料 ※手話通訳付き
共催:杉並光友会(杉並原爆被害者の会)・杉並区

第五福竜丸は航海中~署名や手紙・願いを読む~

原爆の図 第10部『署名』を展示する杉並区民の会 講演会

1954年3月、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験に巻き込まれて、日本の遠洋漁船も被爆しました。なかでも焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」の被害は大きく、乗組員全員が急性放射能症で入院し、うち一名がその年に亡くなります。この事件をきっかけに、原水爆の禁止を求める署名運動が杉並から日本全国に広がりました。原爆の図を描いた丸木位里・俊は第9部『焼津』に第五福竜丸事件を、第10部『署名』で杉並の署名運動を描いています。

2019年3月に《原爆の図第10部『署名』を展示する杉並区民の会》の主催で行う《原爆の図第10部『署名』》の展示に向けて、東京・夢の島公園にある都立第五福竜丸展示館の学芸員として、この事件を研究し、語り継いでいる市田真理さんの講演と、杉並の署名運動のきっかけを作った魚屋さんのご息女で、原水爆禁止署名運動を語り継いでいる竹内ひで子さんの証言を聴く集いを開催します。

日 時:2018年12月9日[日]14:00~16:00 13:30開場
※開場から講演開始まで関連ビデオを上映します。
会 場:高円寺障害者交流館1階集会室
杉並区高円寺南2丁目24番18号 TEL: 03-5306-2627
資料代:300円 ※手話通訳付きです。
定 員:70名(先着順)
問合せ:070-6977-2247(さいとう)
Email:suginami.peace@gmail.com

【講演】市田真理さん(第五福竜丸展示館学芸員
第五福竜丸は航海中~署名や手紙・願いを読む~

第五福竜丸はいくたびかの「沈められる」危機を乗り越えてきた。それは広島・長崎・ビキニの原水爆被害、こんな事が二度とあってはならないという日本国民の世論の力だった。
第五福竜丸を、夢の島に「発見」し、こころない人の部品持ち去りや打ちこわしを見張り、台風、豪雨を衝いて徹夜での排水をつづけて水没を防ぎ、船の破損には大工が駆けつけ、深川・木場の筏師は足場の悪い埋立地を連日見回った。地元・江東に住み働く人たちの気質、下町市民の船を守った気概を今さらに思う。
運動にはいつも発端があり、多くは民衆の発意が先導する。人びとの創意にはいつも希望がある。第五福竜丸展示館の開館を「不死鳥の」帰還と言い、新しい誕生だと語った人がいた。いま、第五福竜丸展示館には「第五福竜丸は生きている」という垂れ幕が掲げられ、来館者は「第五福竜丸は航海中」との言葉を胸に刻む。核なき世界へ、いくつもの「希望」を乗せて第五福竜丸の航海はつづく。(公益財団法人 第五福竜丸平和協会 編・発行『第五福竜丸は航海中』より抜粋)

【市田真理さんプロフィール】
札幌生まれ。
編集者、塾講師などを経て、市民運動「子どもたちに世界に!被爆の記録を贈る会」に参加。
2001年より都立第五福竜丸展示館の資料整理、企画、教育普及活動を手伝い始め、並行して平和絵本を使ったワークショップや講演、執筆活動を開始。
2013年より公益財団法人第五福竜丸平和協会事務局

【証言】竹内ひで子さん(原水禁署名運動を始めた魚屋さんのご息女)
杉並の魚屋さんのひと言……水爆禁止の署名で行動を!

1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁で米国が核兵器開発競争のための水爆実験を行った。日本の遠洋マグロ漁船、第五福竜丸ほか1000艘が被爆……放射能汚染マグロは廃棄され、日本中の食卓からサカナ(魚)が消えた。
安全で安心して食べられる魚を売りたい!……それには水爆実験の中止を……原水爆禁止署名運動をしよう!……と声をあげ行動した父、菅原健一と母、トミ子。杉並協議会発足から「原水爆禁止署名運動全国協議会」が結成され、杉並から日本の津々浦々へ、そして世界の国々へと急速に広まり、幅広い平和運動へと発展、翌年夏『原水爆禁止世界大会』が広島で開催。1956年8月、日本被団協が結成され、「ふたたび被爆者をつくるな。核戦争起こすな。核兵器なくせ!」の被爆者の訴えと世界市民の世論の声で2017年7月、『核兵器禁止条約』が国連で採択され、核兵器の禁止から廃絶への流れが世界の大勢になっています。
父母の署名活動への想いや行動、働きかけとともに当時の状況や署名運動に参加した方々についてお話しします。

【竹内ひで子さんプロフィール】
杉並区和田二丁目で魚屋(魚健)を営む菅原健一(父)、トミ子(母)の5女。原水爆禁止署名運動のきっかけを作った菅原夫妻は、以前より生活や商売などで困っている人の相談を受け、日々対応に奔走していました。ひで子さんは、両親の生き方や考え方、日々の後姿を見て、社会観や価値観、人に対する思いやり等を学び、社会で働く中で、父母が原水爆禁止運動に起ち上がったことの大切さに気づきました。現在ひで子さんは、生涯、核兵器の廃絶を願い、戦争のない平和な社会を次世代へ手渡そうと、からだの動く限り行動した両親の活動の素晴らしさと原水爆禁止運動を語りつぐ活動を行っています。

ICAN キャンペーン、ノーベル平和賞受賞とともに

昨年国連で核兵器禁止条約が採択され、主要な役割を果たした国際的 NGO・ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)にノーベル平和賞が授与さ れました。授賞式で被爆者のサーロー節子さんが「核兵器は必要悪ではなく、絶対悪。私たちは世界の終わりか核兵器の終わりかを選ばねばならな い」と、警告されました。スティーブン・リーパーさんが出会った被爆者の森瀧市郎さんは「原爆は 二度と絶対に使われてはならない。そのためには戦争、暴力、競争を止め、愛を育てる必要がある。」と確信されました。この被爆者の方々の確信と叫びは世界で唯一の被爆国であり、憲法9条を掲げる私たちの心の根底を成すものです。今こそスティーブン・リーパーさんのお話を聴き、核兵器なき世界の実現のために手を繋いで進みましょう。

日時:2018年9月29日(土)13:30~16:30
ところ:場所 聖イグナチオ教会 ヨゼフホール 千代田区麹町6-5-1 
(JR/地下鉄 四ツ谷駅 麹町口より徒歩2分)
主催: 平和を願う会&瀬田の丘ゴスペルファミリー (カトリック瀬田教会)
(お問い合わせは 主催者まで)
共催: 平和といのち・イグナチオ9条の会
協賛: カトリック正義と平和協議会  平和を実現するキリスト者ネット Peace 9の会(大世ファミリー、カルカッタの会、若草物語、 地と平和7、レオ、平和を願う会)

スティーブン・リーパー氏の 講話: (1)イエスから見た核兵器(2)I 核兵器廃絶と日本の使命 
増田太郎さんのバイオリン演奏  曲目:希望の景色他
平和を願う会 瀬田の丘ゴスペルファミリー ゴスペル

スティーブン・リーパー氏: 1947年イリノイ州生まれ。84年に来日し、広島にて被爆者の方々と出会い、核兵器廃絶運動に取り組むようになる。国連で の平和首長会議の実現に尽力。外国人として初めて広島平和文化センター理事長に就任。(2007~2013年)全米113都市で 被爆者の講演会を開催し、核の脅威を訴える。また、2020年ビジョンキャンペーンで多くの人々に核兵器廃絶のための連帯を呼びかける。現在「豊かさを問う交流の場」として広島市郊外に「平和文化村」開設。そこから「持続可能な生活」を実践する モデルを国際社会に示そうと活動中。

著書:「 アメリカ人が伝えるヒロシマ」「日本が世界を救うー核をなくす ベストシナリオ」「ヒロシマ発恒久平和論」

被爆証言から核廃絶へ「私の被爆体験とその後の世界の核兵器開発状況」

BFP東京ワークショップ
被爆証言から核廃絶へ「私の被爆体験とその後の世界の核兵器開発状況」
*Bridge For Peace HOME PAGEより

今回は広島での被爆体験、そしてピースボート「証言の航海」で世界中を回って証言と交流を続けて来られた三宅信雄さんと小谷孝子さんに来ていただき、その体験をお聴きし、一緒に考えます。昨年のI canノーベル平和賞受賞のきっかけを作った被爆者たちです。

日 時:2018年9月2日(日)午後1時30分より4時30分
場 所:文京区民会議室( 文京シビックセンター5階)5D会議室
文京区春日1-16-21
文京シビックセンター(区役所)5階
https://goo.gl/maps/3ezt9T5JtAz
後楽園駅(5番出口)徒歩1分, 春日駅1分, JR水道橋駅9分
報告者:〇三宅 信雄さん
     埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)
     16才の時、広島の爆心から1.8kmの市電の中で被爆
    〇小谷 孝子さん(腹話術も使って)
     八千代市原爆被爆者の会理事(非核特使)
     6歳の時、広島の2.5kmの地点で被爆
参加費:1000円(学生500円)
※ご参加にはお申し込みが必要です
申込み:http://bridgeforpeace.jp/workshop/workshoprequest/
主 催:ブリッジ・フォー・ピース(http://bridgeforpeace.jp/)

9月11日(火)第一回実行委員会へのお誘い

今年は、杉並区平和都市宣言30周年の記念すべき年です。また杉並は、世界に誇るべき原水禁運動の発祥の地です。64年前、第五福竜丸の被曝と放射能汚染マグロの廃棄に直面し、杉並の魚屋さんの呼びかけで始まった原水爆禁止の署名運動は全国に広がりました。その署名に参加した人々の決意と願いを丸木位里・俊は原爆の図 第10部 『署名』(1955年、1.8m×7.2m)に描きました。この作品は日本をはじめ世界各地で巡回されましたが、これまで杉並区内では展示されたことがありません。来年3月4日~9日にセシオン杉並展示室(杉並区との共催)を利用して展示できることがほぼ決まっています。

展示に向けて7月22日に実行委員会が立ち上がりました。杉並区平和都市宣言30周年にふさわしいイベントをみなさまと一緒に作り、当時の署名運動に立ち上がった区民に学び、非核平和に向けて大きく歩み始めていきたいと考えています。広く実行委員会への参加を呼びかけます。
平和ゆえの幸せを永遠に希求し、核兵器のなくなることを願う個人、団体の皆様のふるってのご参加をお待ちしております。


日 時: 2018年9月11日(火) 18:30〜20:30
場 所:高円寺障害者交流館(JR高円寺駅南口から徒歩8分。高円寺駅と青梅街道を結ぶバス通りを500メートル直進して右側)
〒166-0003 杉並区高円寺南2丁目24番18号
http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/shogai/kaikan/1006932.html

原爆の図第10部『署名』を展示する杉並区民の会
共同代表  永田浩三 高橋博 原田英俊 鳥生千恵 小寺隆幸

お問合せ:  TEL 070-6977-2247 (斎藤正明)
杉並区高円寺北3-12-1(さいとう電気サービス)
Eメール suginami.peace@gmail.com

核兵器がなくなることを願う歌と朗読の夕べ

ICANノーベル平和賞の公式レプリカを展示します!

東京新聞:核廃絶一人一人考える夏に

第一部:服部道子氏の朗読
16歳の時に広島で被爆してから語り部として20か国以上で証言活動を行う。昨年はオスロに被爆者として参加。
著書に「あの日ピカドンが」「広島での被爆体験を語る」

第二部:山本さとし氏のお話と演奏、若者グループとの合奏
「ヒロシマの有る国で」の作詞・作曲者でこれまでの作品は350曲以上、福島市喜多方市の出身で、3.11以降は「この道の向こうに」等、原発事故をテーマに歌っている。

★エンディングには「ヒロシマの有る国で」を山本氏の指揮で歌います。

日 時:8月30日(木)午後6時~8時
場 所:東京土建杉並会館
主 催:ピースフル・エナジー杉並
平和と自然エネルギーを進める杉並市民の会
事務局:白井伊征子

原爆と人間展

原爆と人間展(杉並区役所)

■開催期間
平成30年8月7日(火曜日)から平成30年8月10日(金曜日)まで

■開催時間
午前9時30分 から 午後5時 まで
【注意】8月7日(火曜日)は、午後1時から開始します。10日(金曜日)は、午後4時で終了します。

■開催場所
杉並区役所 1階ロビー
杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
杉並区役所

■内容
広島・長崎の被爆の実相を伝える写真パネルの展示
広島に投下された原子爆弾の実物大模型の展示
平和を祈る折紙コーナー

■申し込み
当日、直接会場へお越しください。

■問い合わせ
杉並光友会 原田 英俊 電話:03-3314-4661

すぎなみピースフォーラム2018

杉並区平和都市宣言30周年

変えよう 核のない世界へ 日本からアジアから

■特別展示「いわさき ちひろ生誕100年 子どもたちに平和な世界を」
8月3日(金曜日)~5日(日曜日)
・8月3日(金)13:00~18:00
・8月4日(土)10:00~20:00
・8月5日(日)10:00~16:00

■メインイベント
8月4日(土曜日)午後1時~
・オープニング「西部のうたごえ合同合唱」
・記念講演「戦場の見える島 沖縄」
【講師】嬉野 京子さん(報道カメラマン)

■映画と証言
8月5日(日)午前11時~
・映画 「核の傷」午前11時~
☆内部被爆を告発する肥田医師のドキュメント
・証言 午後1時~
証言1:「被爆体験を伝える」吉田みちお さん
証言2:「在日として生きる」朴 在勲さん

http://www.city.suginami.tokyo.jp/event/kuminseikatsu/kanri/1042047.html