実行委員をしている杉並区民の楢原(ならはら)と申します。一昨年、高円寺図書館にて被爆体験伝承講話をしたことがきっかけで、杉並光友会(杉並の被爆者の会)の会長さんに出会い、この展示会の存在を知り、かかわり始めました。

私は、東京の百貨店で働くかたわら、月1回広島へ行き、原爆資料館のボランティアガイドと被爆体験伝承講話をしています。10年通い続けています。この経験を活かして、展示会期間中に、ヒロシマ講座を行います(3月7日17時30分〜、9日11時30分〜、どちらも無料)。30分程度ですが、子どもさんでもわかるようにお話したいと思います。展示会は高校生までは無料です。この時間にお越しいただき、親子で学んでみませんか?

展示会まで残り二週間となりました。ポスターを貼らせていただくお願いをしたり、友人へチラシを送ったり、ヒロシマ講座の準備をしたり、いろいろなイベントでチラシを配ったりと、バタバタの毎日です。仕事の合間に行うので、なかなかスムーズにはすすみませんが、精一杯やっているところです。

私のように、仕事をしながら、この展示会にかかわっている人がたくさんいます。仕事をしながらも取り組んでいるのは、それだけ伝えなければならないことだからです。これまでいろいろな人が平和な社会・核兵器のない社会を目指して取り組んできてくださったからこそ、いまの安寧の世の中があります。さらなる平和な社会、核兵器のない社会を実現するには、過去をみんなで学び、これからの社会をみんなで創造することが大切だと思います。

その第一歩が、この展示会です。社会を構成する一員として、当事者意識を持って学んでみませんか?行動してみませんか?一人ひとり力は小さいかもしれませんが、みんなの力が集まれば、大きな力になるに違いありません。取り組みましょう。

「微力だけれど無力ではない」を信じて。